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English Gardens

ロンドン備忘録

何もない日

5/25

 

雨だった。

宿で本を読む日も必要。

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宿の玄関についている番地。

 

Walker's Guide:Hampstead Heath 

「ハムステッドヒースの歩き方」

裏面の煽り文句

「サービスツリーの原生林はどこか知っていますか?その特徴は何か?」

「'perched water table'とは何で、それはどこで見つけられますか?」

等。

そんなの知ったこっちゃないし、そんな煽りでめっちゃ気になってしまう人なんているのか?

まぁ、そんな本が好き。

 

広大なヒースの敷地を、10のコースに分けて歩く。

第一コース、の前に地質の理解から始まる。

単語を調べながら読むけれど、いまいちわからない。

きっと日本語で読んだっていまいちわからない。

やっと歩き始めたと思ったら、指示が全て文字である。

確かに、コースを書こうにもきちんとした道を通るわけではないんだけど。

これで分かるのか…?

 

 

日記には外での出来事を残しているから、宿での出来事は書いていなかった。

時期は忘れたけれど、

いくつか印象的なことを。

仕事の関係で何週間かごとに来るというMさん。

少し年上で、他の人とは馴れ合わない印象。

クールビューティというか。プロフェッショナルというか。

ある日、Mさんが帰って来るなり、「入り口の鍵が差しっぱなしになっていた」と言う。

その前に帰って来たのは私だから、お礼を言って受け取ろうとしたら、

「日本にいるんじゃないんだから、もっと気をつけなくてはいけない。あなただけではなくて、他の人まで危険に晒す事になる。」

と、怒られる。

半地下になっているとはいえ、道路から覗けば鍵が差しっぱなしなのは丸見えだから、全くその通りである。

私が悪いのだけど、そんな言い方しなくたって。とつい思ってしまう。

繁華街や治安の悪いところには行かないし、暗くなる前には帰って来る。

油断している訳ではない。たまたまうっかりすることだってあるじゃない。

だけどそのたまたまのリスクを考えれば、優しく諭して済むことではないのも、頭では分かる。

彼女は真摯なんだ。

日本の外で生きていくってそういうことなんだろうな。

やっぱり反省するしかない。

これが唯一と言っていいイギリスでのトラブル。

 

またある日は、上の階で住み込みのお手伝いをしているMちゃんが三味線を持って降りて来る。

彼女は沖縄の子で、ロンドンにも沖縄県人会というのがあるらしい。

三味線の音は、あっという間に意識をロンドンから沖縄に飛ばす(行ったことないけど)。

きれいな唄声も一緒に。

 

 

スーパーに買い物に行く。

スーパーは面白い。

食べ物に対する概念は、場所が変われば全く違う。

ましてやここはイギリス。

何かわからないけど、チンして食べて、結局何だったのか分からないことがしばしば。

美味しいのかどうか分からないこともしばしば。

そのくせチンの仕方の指示はやたら細かい(5分温めて、1分おいて、もう少し温めるとか!)。

 

素材は良いのである。

野菜とフルーツは手頃。

相変わらず自分で作るサンドイッチは美味しい。

日本ではなかなか見かけない、太いバジルソーセージを焼いてトーストの上に乗せて食べたり。

トマトやチーズを包んだパスタにクリームソースをかけたり。

パスタ好きな私としては、美味しい(日本人が好きな味に調整してない)ソースが色々あるだけで楽しい。

ポタージュスープもいろんな種類。

これはあまり美味しいのには出会わないけど、もう美味しさなんて求めてないのだ。

ポークパイは10年前にみつけたお気に入りで、各スーパーのものを食べ比べる(さほど変わらない)。

手軽にエネルギーが摂取できるので、非常食として常備していました。

 

さて明日は唯一、予定が決まっていた日。

チェルシーに行く。